「愛顔」今回のインタビュー:安藤加代子さん

子どもたちが自分のまちに誇りをもてるように 安藤 加代子さん 保内ボランティアガイドの会

安藤加代子さん

保内町のまち並みを案内し歴史・文化を発信している保内ボランティアガイドの会。安藤さんの願いは、 まちの人が、身近なまちの魅力に興味を持ち、自らが案内出来るようになってもらうこと。そういう人が増える事で、子供たちもまちに誇りを持ち、将来地元に帰って来てくれることを目指して活動を行っている。

現在の活動内容を教えてください。

現在の活動メンバーは20名で行っています。ガイドでは「ほないまち歩きMAP」を作成しており 保内町の周辺を1時間から1時間半かけて回る標準コース(2キロ弱)案内をしています。 活動11年目に入りましたが、みなっとが4月にオープンし最初の年は1000人の依頼がありました。 (それまでは400人弱)みなっとの影響で今まで以上に活動させて頂いています。

ガイドをお願いするにはどうしたらいいですか?

八幡浜市のホームページ等で紹介をしています。事前に保内商工会や八幡浜市役所の生涯学習課に 見学の申込みを頂ければ、ガイドをさせて頂いております。また、第2、第4の日曜日の午前中には、 ボランティアガイドが旧白石和太郎洋館を管理していますので、誰でも自由に来館出来ます。

11年間の活動を通じてやりがいを感じることは?

普通にまち並みを歩くだけではわからないことが、ボランティアガイドを通じて、歴史・人物・建物を 知っていただくことで、「よかったね」「愛媛県にこんな町があるなんて知らなかった」など言って頂く時などはやりがいを感じることができとても嬉しい。

オススメの場所を教えてください。

コースの中には、国の文化財や、レンガ倉庫、遊歩道、白石和太郎洋館などがありますが、一番のオススメは美名瀬橋です。この橋は昭和8年に私の祖父(安藤松治さん)が作った橋で、洗出し工法という技術で作られ、今はできる方が少なくなっています。橋の欄干に、発注者ではなく工作者の安藤松治と名前が刻まれているのは非常に珍しいことです。美名瀬橋から赤レンガ倉庫をみる景色がオススメです。

現在抱えている問題点・今後の課題はありますか?

ガイドの高齢化なども抱えており、ボランティアのメンバーの増加、特に若いボランティアガイドが増えてほしいです。また文化財等の所有者は個人なのがほとんどで、基金がなかなか無く修復が難しい点や、壊れてしまったら跡地だけになり歴史を身近に感じて頂くのが難しくなります。

今後の活動の目標を教えてください。

創立10周年記念誌を作成ましたが、20年目にも記念誌を作成出来ればと願ってます。 このまちには、全国、四国初の地域資源がたくさんあり、産業で栄えた八幡浜市をもっともっとPRし 全国から足を運んで来てほしいです。

地域に対しての要望などはありますか?

高齢者の方が多く地域ごとに集まる場所、公民館等はありますが、世代を超えて気軽に集まれるコミニティーセンターを作っていただきたい。八幡浜の特産品(お土産)を扱うなどの訪れるだけではなく、経済効果に繋がればいいと思います。

安藤加代子さん
仕事: 保内商工会
趣味: 陶芸

ガイドのお問い合わせ先
愛媛県八幡浜市保内町宮内1-118 八幡浜市教育委員会 生涯学習課 文化振興係内
TEL 0894-22-3111
FAX 0894-36-3041

Supported by Yawatahama JC