「愛顔」今回のインタビュー:梶本教仁さん

野球を通じて子ども達の成長を見守りたい 梶本教仁さん 八幡浜Jr.BBC(ベースボールクラブ)監督

梶本教仁さん

八幡浜で今年5月に軟式少年野球チームを創設した梶本さん。ご自身が少年時代に体験した野球の楽しさ、野球を通じての礼儀作法を子ども達に伝えている。少年野球全国大会出場を目標に、数名のボランティアスタッフとチーム一丸となり、時には厳しく、時にはやさしく指導している。

少年野球チームを創設した経緯は?

この地域に軟式少年野球チームが無かったのと、子どもの数が減っている中で選択肢の一つの中に野球がないとダメだという想いが数年前からありました。地域の野球人口の裾野を広げる為、誰かがやるのを待つのではなく、自分たちがやるしかないと思い創設しました。
この地域の子ども達が地元の高校まで野球を続けて欲しい。スポーツ少年団でソフトボールをしている小学生たちも中学・高校と進学すると、ソフトボールから軟式・硬式野球部へと変わりますが、幼少期から通して野球を続けて欲しいという想いがあります。

現在の活動内容について

八幡浜地区・伊方地区の小学生を対象に現在2年生から6年生の19名が在籍しています。週に2回、神越グラウンド、北浜グランド、愛宕中学校で練習を行い、自主練習も週に1回行っています。私を含め5名ほどのコーチで指導しています。道具を含め、自分達のものは自分達が揃えボランティアで活動しています。
最初はキャッチボールもまともに出来ないような子ども達でしたが、今はだいぶキャッチボールも出来るようになり、本来考えていたスタートラインに立てたかなと思います。

指導する中で苦労していることは?

小学生を指導する際は、2人の子どもに1人の指導者が教えるのが理想ですが、今は指導者が少なく難しい事もあります。常時7、8名で指導したいので指導者を募集したいです。

こだわっていること自慢したいことは?

野球技術より、まずは挨拶をしっかりとできる子になってほしいです。挨拶ができる子は野球も上手になると指導をしています。野球を含め、これからの人生の中で運というのはとても大切な事で、きちんと挨拶できない人に運は向いてこないと思っています。地域の方々に「ええ挨拶やな~」と言ってもらえるようにと、指導をしています。
自慢はユニフォームを高校野球並みのクオリティーで、すべて染め上げて作成している事です。このユニフォームに袖を通して、坊っちゃんスタジアムで開催された巨人戦の始球式に子ども達が参加しました。初めてのユニフォームを着た子ども達にとっては、いいきっかけになったのではと思っています。

やりがいを感じることは?

成長する姿を見ることが何よりやりがいを感じる時です。野球面以外では、きちんと挨拶ができるようになる、野球面においては、前回よりも少しでも上手くできるようになっていると嬉しいです。
練習に来るときに目をキラキラさせ、嬉しそうにグローブとスパイクを握りしめて「おはようございます」と走ってくる姿に喜びを感じ、我が子のようにかわいく思えます。

今後の目標は?

子ども達を全国大会の出場で神宮球場に連れて行きたいです。大人になるまでに、成功体験を積み重ねさせてあげたいです。

梶本教仁さん
市職員
趣味: 野球
休日の過ごし方: 野球

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